師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話⑧
ミュージシャンの家柄でもなく、コネも政治力もなく、故郷を離れ、誰も知り合いのいない大都会デリーの四畳半で、ただ、自分の音を追求してきたチョーさん。
今では、4LDKの綺麗なマンションに住み、子供を有名私立のエリート校に通わせ、新車を買い、新築の家を親に建ててあげるまでになりました!
こう書くと、まるで成金オヤジになってしまったかのようですが、チョーさんの純粋な情熱はまったく失われてません。
チョーさんは言います。
「カーン・サーブは父のような存在だ。俺には父親が三人いる。故郷コルカタの父、タブラの父Pt・シャンカル・ゴーシュ、そして俺を音楽の最前線に連れていってくれたシタールの父・Ut・シュジャート・カーンだ。
インドにはグルという言葉があるが、俺にとっては、この三人がグルだ。
グルは、単に知識や技術を教える人ではなく、道を示す人という意味があり、弟子が到達すべき場所を示してくれる。そして弟子の進む道が間違っていたら気づかせてくれる。でも、その道を進むための手助けはしてくれない。
その道を進んでいくのは、自分自身の力なんだ!情熱なんだ!」
さらにチョーさんは俺に言います。
「俺はお前に、俺の中の情熱の炎を分け与える。俺がタブラと音楽に捧げてきた情熱の炎をだ。
これを火種としてより大きな炎にできるかどうかは、お前の努力次第だ。
お前には才能があると思う。出会ってまだ数年だけど、俺はお前を見てきてそう思っている。だから、スタートが遅いなんてのは関係ないし、悩んでいる時間なんてない!チャンスは必ずやってくる!その時のために、音楽への情熱を絶やさず、純粋に励むんだ!
でも、もし、その火種を、心の弱さや迷いで粗雑に扱い、俺が与えた火種が消えてしまったら、その時、俺は、お前に、もう何もしてやれない。
なぜなら、その火種が消えた時、お前の心から俺が消えた時だ。
絶対に、その火種を消すな!!心の弱さや迷いに負けるな!!
純粋な情熱で大きな燃え盛る炎にしていくんだ!!分かったな!!きゅうり!!」
チョーさんの言葉は、ドスンと俺の心の奥深くに届き、ずーっと響き続ける。
それは、恵まれた環境ではなく、勘当同然・無一文の状態から、腐らず、純粋に音楽と、タブラと向き合ってきたチョーさんの言葉だから。
30歳を過ぎて脱サラして音楽を目 指す無謀な自分と重なったから。
俺は、そんなチョーさんが真っ直ぐにぶつけてくれる、そのエネルギーに応える為に、全力で練習し、タブラと真っ直ぐに向き合う。そして、来日公演という舞台 で、それを全力でチョーさんに、音楽に捧げる。
かつて、チョーさんが、シタール大王「Ud・シュジャート・カーン」にそうしたよ うに、何の見返りも求めず、ただただ純粋に、その時間を、音楽を、心から祝福できるように。
師匠から弟子へ「至高の音」を求める情熱の種火が受け継がれる。
そして、弟子はそれをさらに大きな炎にし、次の世代へ受け渡す、、、
何千年も前から、そうやって受け継がれてきた至高の音を求める情熱の火、、
そうやって、時代を超え、国を超え、縁と円が繋がって、音楽の道が築かれていく。
終わり
長文にも関わらず、最後までお読みいただき誠にありがとうございます!インド古典音楽というと「神秘的」とか「難解」という言葉が多く聞かれますが、実際は、音楽へのあくなき情熱が生み出す、エモーショナルな音楽です。
今回の来日公演では、その情熱の炎とエモーションを感じていただき、ご来場くださった方々のエネルギーの一部になる事ができたら、本当に最高です。
公演まで2週間を切りました!少しでもご興味ある方は、ぜひこの機会をお見逃しないようお願いいたします!
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
6月9日(土)17:00:大磯:今古今
公演の詳細・ご予約はオフィシャルサイトorきゅうりまで>
http://kyuri-tabla.wixsite.com/japantour
タブラきゅうりで検索できます
J-WAVEラジオ出演中>
サラーム海上「ORIENTAL MUSIC SHOW」
http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/
5月25日(金)ヨシダダイキチ×岡部洋一(ROVOetc)×きゅうり@下北沢サーカス
https://www.facebook.com/events/199443350673206
5月26日(土)インド音楽を理屈抜きで楽しむためのレクチャー&ライブ
ヨシダダイキチ×きゅうり
#きゅうり #インド #タブラ #修行 #下北沢 #tabla #kyuri #japan #india #trip #ableton #fashion #monotone #glitch #ambient #aframe
師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話⑦
ロイヤル・フェスティバル・ホールでのシタールの大王Ud・シュジャート・カーンとの大舞台を、音楽への純粋な情熱で無事に成功させたチョーさん!ワールドワイドに、インド音楽の超最前線を、無我夢中で走り続けます!
カーン・サーブ(シタール大王)には、時には怒られ、厳しいアドバイスをもらいながら、それに全力で取り組み、成長し、どんどん仕事を増やします。
インド・フルートを一躍世界に知らしめたPt・ハリプラサッド・チョーラシア、カウワーリー最高の女性歌手アビダ・パルヴィン、イラン音楽の人間国宝ケイハン・コルホー、、、共演者は、名前を挙げたらキリがない程。
年がら年中、音楽の神様のような巨匠たちと世界中で演奏し続けるチョーさんにとって、一年はとても長く、濃厚です。
チョーさんの音楽への情熱、絶え間ない努力、純粋な思いは、カーン・サーブとの初めての演奏でも、四畳半での極貧生活の時代も、成功した今も、変わることはありません。
誰の真似でもなく、馬鹿テクの競争や知識のハッタリでもない自分の音!
ブレずに自分の音の探求する情熱チョーさん!!そして、名だたる巨匠に認められたチョーさん!
去年、インドでのカーン・サーブとの演奏の直後、ラヴィ・シャンカル財団の総帥である、ラヴィ・シャンカルの奥さんが、駆け寄ってきて、チョーさんの演奏を、泣きながら称賛している姿を、チョーさんのすぐ横で見ていました。
ラヴィ・シャンカルといえばビートルズ、ビートルズといえば世界最高峰のバンド!
ラヴィ・シャンカル財団に認められると言う事は、ぼぼビートルズ級の音楽の仕事が入るというレベル!
俺には、想像できないレベル、、、、 そして、チョーさんの演奏は、年々、益々、凄くなっています!
俺が、初めてチョーさんの演奏を見た三年前と今年では、演奏の表情も、音の質も、ダイナミクスも、パッションも、比べものにはならないほどです!
つづく
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
6月9日(土)17:00:大磯:今古今
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師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話⑥
イギリスのロンドンに、ロイヤル・フェスティバル・ホールという3000人を収容できる大演劇場がある。
この日は、シタール大王の父、現代シタールの生みの親、シタールの太陽というインド政府から贈与された称号をもつUd・ヴィラヤット・カーンのメモリアル・コンサート!
その演奏前、カーン・サーブからは、こう言われていたんだ
「今日は、お前の名前は紹介しないつもりだ。お前は、まだ無名だし、あまりにも若い」
さらに、チョーさんは語る
「そんな事は、インドでは当たり前だ。俺は何とも思わなかった。ただ、自分のできる最高の演奏でカーン・サーブの音楽を祝福したい。そう思って、全力で演奏した。ただ、それだけだ。何も見返りなんて求めていなかった。
そして、全力で演奏したタブラ・ソロで、大歓声が起きた、鳴り止まない、鳴り止まない、鳴り止まない大歓声、、、その鳴り止まない歓声をさえぎるように、カーン・サーブがこう言ったんだ!
『このタブラ奏者の名前はアルナングシュ・チョウドリィ!まだまだ若いが、素晴
らしいタブラ奏者だ!』
会場を埋め尽くす歓声はさらに膨れ上がり、チョーさんの目からは涙が溢れた。
このコンサートは、「Yaaddein / Ustad Shujaat Khan」としてCDとしてリリースもされていて、その大歓声とシタール大王がチョーさんを大観衆の前で紹介するシーンが収録されてます。
俺も、何回そのCDを聞いても、毎回、泣いてます!
「シタール大王、Ut・シュジャート・カーン、通称カーン・サーブ(親方)」
シタール奏者としても、人間としても、偉大なカーン・サーブ。
そんなシタールの神様に導かれ、さらに、チョーさんは、インド音楽最前線に名乗りを上げていく。
続く
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
6月9日(土)17:00:大磯:今古今
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5月25日(金)ヨシダダイキチ×岡部洋一(ROVOetc)×きゅうり@下北沢サーカス
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師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話⑤
突然の電話から、翌朝、目が覚めても、意識がはっきりしない。 Ut・シュジャート・カーンから、まさかの演奏依頼の電話。 まだ信じられない。。。
インド音楽好きの方であれば、この名前を知らないはずはないだろう。
Ud・シュジャート・カーンと言えば、今のシタール界の頂点に君臨するシタール奏者。「シタールの太陽」と呼ばれた天才的なシタール奏者を父に持つ、有名なシタールの流派の7代目。グラミー賞ノミネート多数、そしてロイヤル・フェスティバ ル・ホールやロイヤル・アルバート・ホールなど、世界中の名だたるコンサートホールで公演し、名実共に世界の最前線で活躍する「シタール大王」つまり「最強のシタール奏者」である。
ダイキチさんでも、シタール大王の前では相当ビビってる。
今年のインドでダイキチさんは「12年間、シタール大王に挑み続けてきて、今回のインド修行は、かなりイケた!と思った瞬間、目の前の霧が晴れて、そしたら、エベレストほどもある次の壁が見えてしまった」と、チョーさんに話していた。
ダイキチさんとチョーさんが出会ったのは、12年前、、チョーさんがシタール大王と活動し始めた時期、その当時のチョーさんは、今よりも、もっともっと、情熱に溢れ、大爆発しそうなエネルギーに溢れていたそうだ。
そのチョーさん、起き掛けの意識がはっきりしない頭で、、、
「シタール大王から無名のタブラ奏者の俺に演奏の依頼なんて、、、いやっ、これは一生に一度あるかないかの奇跡だ!ずっと、ずっと、待ち望んでいたチャンスなんだ!」
さらに大きく燃え上がるチョーさんの情熱!!
この時の事をチョーさんは語る。
「あの時のコンサートの事は、今でも昨日の事のように覚えている。カーン・サーブ(シタール大王)はライブのためにリハをしない。つまり、ぶっつけ本番だったんだ。初めてのUt・シュジャート・カーンの伴奏だってのに、リハをさせてもらえなかったんだ。
だから、本番当日まで、俺は、カーン・サーブの演奏の録音を聴きまくり、カー ン・サーブのスタイルを、体に染み込ませたんだ!
そして、本番でも、カーン・サーブの音、それこそ一つ一つの小さなニュアンスま で全部聴いて、全力でカーン・サーブの演奏のサポートをしたんだ。そして、タブラソロでも、それまで試行錯誤してきた自分のスタイルを、全力で演奏した。ソロが終わった後、わぁっと拍手が起こり、しばらく鳴り止まなかったのを覚えているよ」
こうして、コネも政治力もなく、貧乏四畳半の部屋で、一人、自分の音を探求していたチョーさんの大躍進が始まる!!
続く
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
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5月25日(金)ヨシダダイキチ×岡部洋一(ROVOetc)×きゅうり@下北沢サーカス
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師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話④
チョーさん。極貧生活を続けながら、誰のコピーでもない、自分の音を探し求めて数年、、、待ちに待った奇跡が、突然!!
「プルルルルルー!プルルルルルー!」4畳半に鳴り響く電話のベル。
「はい。どちら様ですか?」奥さん(インドでは珍しい恋愛結婚)が電話に出ます。
「シュジャートだ。シュジャート・カーンだ。アルナングシュはいるか?」
「あいにく、主人は、今、家におりません」その時、チョーさんは、音楽の仕事で外出中でした。
「そうか!では帰ったら、この電話番号に連絡するように言ってくれ!ガチャ!」
ツーツーツー、、、、
その夜、、、チョーさんが、仕事から帰宅します。
「あなた。お帰りなさい。えええっと、、シュ、シュジャー、、シュジャート・カーンという人から電話があったわよ」チョーさんにメモを渡します。
「はぁ〜〜ぁ???シュジャート・カーンといえば、ワー ルドワイドに活動する当代きってのシタールの名手だぞ!!そんな人から俺に電話があるなんて、嘘もいい加減にしろ!!」説教をするチョーさん。
「でも、、、本当にシュジャート・カーンという人から電話があって、、この電話番号に連絡してって、、」
チョーさん、奥さんの言う事を全く信用しません。しかたなく、メモに書かれた番号に電話します。
「もしもし、、アルナングシュと申しますが、、連絡をいただいたようですが、何かの間違いでは、ない、、」と、言いかけたその瞬間!!
「おおおお!アルナングシュか!!お前の演奏を聞いたぞ!!すごく良い!!次の俺のコンサートに出てくれ!!場所は○○だ!○○時にタブラを持って来い!!分かったな!ガシャ!」
ツーツーツー、、、、
「!!!!!!?」チョーさん、、放心状態、、時間が止まる、、石像のように固まっ
て、、声も出ない、、
チョーさん、持っている受話器を落としそうになり、我に返る。
「シュ、、シュジャート・カーンって、嘘じゃなかった、、、」ばたっ、、気絶、、
続く
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
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師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話③
親からも勘当され無一文で故郷コルカタを離れ、デリーに移住したチョーさん。
タブラ奏者として、成功を勝ち取るため、四畳半での極貧生活を続けながらも、いつか訪れるチャンスに向け、タブラに純粋に向き合い続けます。
誰かのコピーではない自分のスタイ ル!!
テクニックの競い合いではない自分のスタイル!!
知識やウンチクのハッタリではない自分のスタイル!!
有名演奏家のコピー、そして競争やハッタリ、、、
誰しも、それにすがりたい、、巨匠の真似をすれば楽だ!
音楽性よりテクニックを付けた方が楽だ!音楽やテクニックより知識やウンチクで偉そうにしてた方が楽だ!
でも、それではプロとしてやっていけな い!
チョーさんは、ブレなかった!
自分のスタイルを探し求め、自分にしかできない音楽を認めてもらう!
家族も養いながらの四畳半での極貧生活!
自分のスタイル、、、、その一点に絞り込んだ情熱!
数年が経ち、、、20代後半、、、チョーさんに奇跡が舞い降りる!
続く
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
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5月26日(土)インド音楽を理屈抜きで楽しむためのレクチャー&ライブ
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師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話②
医者の息子として生まれ、エリート街道 を歩んでいたチョーさん。タブラへの情熱、音楽家になる夢を諦める事ができず、親の反対を押し切り、全てを捨て、 勘当同然・無一文で、故郷コルカタを離 れ、デリーに移住。
タブラ奏者として、成功を勝ち取るための奮闘が始まります!!!
毎日、寝る間も惜しんで練習に練習を重ね、自分のスタイルを模索する。
インド古典といっても、1000年前の 演奏をそのままやってるのではないので す。それは、インド古典の真髄の真髄に 「即興」という重要なテーマがあるからです!!これについては、また書きます!
そして、頼まれた演奏は全て引き受け、全身全霊をかけて臨む。
でも、なかなか収入には結びつかな い、、、四畳半での極貧生活が続きます。
分かっていたつもりだったけれど、 現実は想像以上に厳しいものでした。
インド古典音楽の世界、生き残れるの は、至高の音を求め、絶える事のない情 熱を燃やし続けられるものだけ。目を釘 付けにする超絶技巧、縦横無尽に変化するフレーズに即座に反応する音楽的センス、一瞬で観衆を虜にするパフォーマンス、、、。
この世界で成功への礎を築いていけるのは、神に選ばれたかのような極々少数の人間だけ。
しかも、デリーは、昔、ムガル王朝で色々華やかだったけれど、今は、ちょっ と冷めた大都会、、、音楽も、コルカタ やムンバイほどギラギラに盛んな訳ではない。
さらに、デリーでは、昔の風習が未だに残り、無料コンサートが一般的。お金持ちや企業がスポンサーにならないとギャラなど出ない。
つまり、デリーでは演奏家に人気が出て、スポンサーから仕事をもらえるようにならないと、音楽で稼ぐ糸口は見いだせない。
なぜ、チョーさんは、タゴールを生み出 せるくらい文化的で、音楽も盛んで、世 界的に活躍するミュージシャンも沢山住 んでるコルカタを離れて、チャンスの少な いデリーで勝負しようと思ったのだろう。
チョーさんは言います。
「テクニックだけなら、すごいタブラ奏者は沢山いる。でも俺の演奏スタイルは、バカテク・マシーン系タブラではなくて、音楽に寄り添いながら聴かせる叙情派・純情系タブラなんだ。だから、コルカタでそういうテクニック争いや知識や理屈の競い合いをするより、もっと音楽的にやっていきたかったんだ」
「しかも、ムンバイや地元コルカタでは、タブラの仕事をもらうにも、ものすごい競争率で、さらに、強力なコネや政治力も必要になってくる。そういう音楽以外の事も沢山しないといけない」
「でも、ここデリーなら、バカテク・マシーンでなくても、強力なコネや政治力 がなくても、ゼロからやっていけると思 った。真っ直ぐに音楽と向き合って行けると思ったんだ」
音楽に、タブラに、純粋に向き合い続けるチョーさんの姿勢。それが、少しずつ人々の目に留まるようになり
そして奇跡が起きる!!!
続く
<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
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