出会い 第5話「マンツーマンレッスンで得たものとは!?」
レッスンという名の戦い!!一進一退の攻防!!
「俺がハゲるか、チョーさんがズラを被るか」
そんなハイテンションでハイレベルな毎日が続く!!
世界中の海を制覇した船長から、様々な状況での航海術を習ってる様な気持ち、、
余計なことを考えず、無意識に、自分を捨てて、必死に、、
できるぞ!分かるぞ!できるぞ!分かるぞ!できるぞ!分かるぞ!できるぞ!分かるぞ!できるぞ!分かるぞ!できるぞ!分かるぞ!
今感じている、突き抜ける様な1音、透き通る様なチューニング、力の抜けたフォーム、、、
相手の音をよく聴き、音楽がどういう方向に向かっているのか素早くキャッチする、、、
全然違うぞ!全然違うぞ!全然違うぞ!全然違うぞ!全然違うぞ!
自分のOSがアップデートされていく音が聞こえる!!
「サーサーサー、、、、ズズズズ、、、、ざわざわざわ、、、、ズラズラズラズラ、、、、」
余計なことを考えず、無意識に、たたただ真似る!!真似る!!
「テテケテダー!!デレデレデレデレテテケテダー!!!」
!!できた!!!
チョーさんからは「ラブリー!!!!!」の一言!!
よし、次は得意なフレーズだ!!
「あっ、あれっ!?鳴らない!!!」
少しでも自意識が出ると、とたんに鳴らなくなる。
エラー発生!アップデート失敗!!
「のり移れ、のり移れ、のり移れ!!」必死に念仏する。
「ダティテダティテダダティテダゲティナキナ!!」
!!できた!!!
チョーさん「ラブリー!!!!アイラブイット!!」
チョーさん「ピッカーン!!」
俺「ピッカーン!!」
!!!!!気付いた!!!!!
何かを習得するのに「自分」は邪魔でしかない。OSをアップデートするためには、全てを塗り替えるしかないのだ。
「自分」を殺して、「純粋」な気持ちでチョーさんを真似る。
「白」もチョーさんが「黒」と言えば「黒」なのだ。
それが「インド音楽最前線で活躍するチョーさんの色」なのだから。
その「色」を「学ぶ」のだから!!!
「自分」という名の都合を出した時点で、全然、必死でも何でもない事が分かった。
まるで、ウソ発見器みたいに「オレの」が出た時点で、音は鳴らなくなる。
この発見が、人生にとってのとても大きな収穫となった。
完璧に真似る!!
「気付く」とは、まさに、自分を捨てる覚悟と姿勢、、、、
でも、、、、、、
自分を捨てても、自分の髪の毛は捨てたくない。。
オレがハゲるか、チョーさんがズラを被るか、、、
それだけは、マジで悩む、、、、
師匠チョーさんとの出会い編 完
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