タブラ奏者きゅうりの修行日記

毎年訪れるインド、日本他諸外国での活動。師匠チョーさんとの涙あり笑いありの修行日記です。

師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話①

至高の音を求めて、宇宙3個分の星の数ほどの凄腕タブラ奏者が、己の人生の全てをかけて挑むインド古典音楽の世界!でも、その中で成功できる人間は、ほんの一握り、0.0000001%程度!超絶演奏は当たり前!音楽的センスが良いのも当たり前!己の情熱を絶やす事なく燃やし続け、奇跡をも味方にする者だけが生き残れる弱肉強食の世界!

そんな超絶厳しい世界の最前線を躍進し続け、デリーとコルカタにジム付マンションを持つタブラ奏者アルナングシュ・チョウドリィこと通称チョーさん。

 

f:id:kyuri-tabla:20180520090204j:plain



チョーさんが成功するまでの感動秘話をお話しします。

チョーさんは医者の家系の家に生まれました。そして、音楽好きの両親の勧めで、巨匠シャンカール・ゴーシュに6歳からタブラを習い始めます。

両親は、習い事として勧めただけ。日本で言えば、子供にピアノを習わせるようなもので、普通に大学に入って、医者への道を進んでもらうのが親の望み。

頭脳明瞭・成績優秀なチョーさんは、親の期待通りにエリート街道を進み、親の期待通りの大学へ進学、順調なエリート街道を進んでいきます。

、、、が、実は、両親すらも知らないところで、チョーさんのタブラに対する情熱の炎は、燃え上がっていました。

「もっとタブラが上手くなりたい」「プロのタブラ奏者になりたい」

その炎は日に日に大きくなっていきます。

でも、頭脳明瞭・成績優秀なチョーさん。自分がプロのタブラ奏者になる事が、どれほど不可能な事かは痛いほど分かっています。

インドでタブラ奏者として成功する人の多くは、10代の頃から才能を発揮し、プロとして活動を始めるのが通例です。

チョーさんの師匠、巨匠シャンカール・ゴーシュは、数々の凄腕のスパースター選手を生み出した、指導者としても優れた人だったので、チョーさんの周りには、そう言う「天才タブラ奏者」が沢山いました。

しかも、中世から1000年近く、貴族の音楽として発展してきたインド音楽の世界。貴族制度がなくなった今でも、裕福層とインテリ層が中心。家柄が重視されるその世界で、自分が音楽の家系でない事、それをカバーできるようなコネも、人脈も持っていない事。それがどれほど不利な状況か。

プロのタブラ奏者になるための条件を、自分がほとんど持っていない事を理解していました。

でも、どんなに頭では分かっていても、心は納得してくれません。

タブラに対する情熱の炎は、さらにどんどん大きくなっていきます。

もっとタブラが上手くなりたい、、、プロのタブラ奏者になりたい、、、もっとタブラが上手くなりたい、、、プロのタブラ奏者になりたい、、、もっとタブラが上手くなりたい、、、プロのタブラ奏者になりたい、、、もっとタブラが上手くなりたい、、、プロのタブラ奏者になりたい、、、

ある日、、、チョーさんは、親の猛烈な反対を押し切り、医者への道、両親の信頼、自分が培ってきた全てを捨て、タブラ奏者への道を進み始めます。

チョーさん、20歳の時でした。

続く

 

<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
6月9日(土)17:00:大磯:今古今

公演の詳細・ご予約はオフィシャルサイトorきゅうりまで>
http://kyuri-tabla.wixsite.com/japantour
タブラきゅうりで検索できます

J-WAVEラジオ出演中>
サラーム海上「ORIENTAL MUSIC SHOW」
http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

5月25日(金)ヨシダダイキチ×岡部洋一(ROVOetc)×きゅうり@下北沢サーカス
https://www.facebook.com/events/199443350673206

5月26日(土)インド音楽を理屈抜きで楽しむためのレクチャー&ライブ
ヨシダダイキチ×きゅうり

#きゅうり #インド #タブラ #修行 #下北沢 #tabla #kyuri #japan #india #trip #ableton #fashion #monotone #glitch #ambient #aframe