タブラ奏者きゅうりの修行日記

毎年訪れるインド、日本他諸外国での活動。師匠チョーさんとの涙あり笑いありの修行日記です。

師匠タブラ奏者チョーさん感動秘話⑥

イギリスのロンドンに、ロイヤル・フェスティバル・ホールという3000人を収容できる大演劇場がある。

この日は、シタール大王の父、現代シタールの生みの親、シタールの太陽というインド政府から贈与された称号をもつUd・ヴィラヤット・カーンのメモリアル・コンサート!

その演奏前、カーン・サーブからは、こう言われていたんだ
「今日は、お前の名前は紹介しないつもりだ。お前は、まだ無名だし、あまりにも若い」

さらに、チョーさんは語る
「そんな事は、インドでは当たり前だ。俺は何とも思わなかった。ただ、自分のできる最高の演奏でカーン・サーブの音楽を祝福したい。そう思って、全力で演奏した。ただ、それだけだ。何も見返りなんて求めていなかった。

そして、全力で演奏したタブラ・ソロで、大歓声が起きた、鳴り止まない、鳴り止まない、鳴り止まない大歓声、、、その鳴り止まない歓声をさえぎるように、カーン・サーブがこう言ったんだ!

『このタブラ奏者の名前はアルナングシュ・チョウドリィ!まだまだ若いが、素晴
らしいタブラ奏者だ!』

会場を埋め尽くす歓声はさらに膨れ上がり、チョーさんの目からは涙が溢れた。

 

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このコンサートは、「Yaaddein / Ustad Shujaat Khan」としてCDとしてリリースもされていて、その大歓声とシタール大王がチョーさんを大観衆の前で紹介するシーンが収録されてます。

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俺も、何回そのCDを聞いても、毎回、泣いてます!

シタール大王、Ut・シュジャート・カーン、通称カーン・サーブ(親方)」

シタール奏者としても、人間としても、偉大なカーン・サーブ。

そんなシタールの神様に導かれ、さらに、チョーさんは、インド音楽最前線に名乗りを上げていく。

続く

<アルナングシュ・チョウドリィ来日公演>
6月2日(土)18:00:錦糸町:SASAYA CAFE
6月6日(水)19:00:早稲田:The Concert of Tokyo Concerts
6月8日(金)18:30:吉祥寺:武蔵野公会堂
6月9日(土)17:00:大磯:今古今

公演の詳細・ご予約はオフィシャルサイトorきゅうりまで>
http://kyuri-tabla.wixsite.com/japantour
タブラきゅうりで検索できます

J-WAVEラジオ出演中>
サラーム海上「ORIENTAL MUSIC SHOW」
http://www.j-wave.co.jp/original/dc3/

5月25日(金)ヨシダダイキチ×岡部洋一(ROVOetc)×きゅうり@下北沢サーカス
https://www.facebook.com/events/199443350673206

5月26日(土)インド音楽を理屈抜きで楽しむためのレクチャー&ライブ
ヨシダダイキチ×きゅうり

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