タブラ奏者きゅうりの修行日記

毎年訪れるインド、日本他諸外国での活動。師匠チョーさんとの涙あり笑いありの修行日記です。

未来 第2話

 
ミュージシャンになるためにサラリーマン生活を辞めてから今年の10月で2年が経ちます。未来の自分への志として思っている事を書きます。
 
その時は、全くわかりませんでしたが、今思えば、、、
 
2年前は,単に仕事を辞め、ミュージシャンになった気になっているだけでした。
ぬるい気持ちでタブラと向き合い、友人との投げ銭ライブや、自分本位なライブをして自己満足に浸っていた時、、たまたま、シタール奏者のダイキチさんとセッションする機会がありました。
 
結果、ボロボロに完敗、、、。
 
その後、一緒に活動するようになり、ダイキチさんから色々アドバイスをしてもらっても、全く理解できず、、、結局、最初の1年は、何をやってもダメで、誰に何を言われても理解できず、、、
 
悩み、苦しみ、凹みまくり、、、答えの見つからない日々が続きました。
 
そんな時、、、ダイキチさんからチョーさんを紹介してもらい、
「藁にもすがる」思いで、タブラを習い始めました。
 
それが1年前です。
 
それから今まで、たった1年の間に、日本とインドの両方で、約40回以上、
それも、面と向かって、1対1で、毎回3〜5時間、みっちり厳しいレッスンをしてもらいました。
 
「新しい事を習う」のではなく「間違っていた部分を徹底的に直す」というレッスン。
 
技術だけでなく、タブラに向かう姿勢や考え方、身の置き方、これからの事、、
 
実際、インドに習いにいっても、こんな内容で、みっちりとレッスンを受けられる事はないそうです。
 
めくるめく、、怒涛の様な、、とは、この事です。
 
あの日からの1年が5年くらいに感じています。
 
たった今も、来月も、来年のインドへも、、その怒涛の時間は続いています。
 
そして、そんな日々のお陰でわかった事とは、ずばり!
 
「今の自分を否定する」「正しいと思った時には間違っている」
 
と言う事です。
 
未来 第3話へ つづく

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